今日は土曜日ですが、以前触れたことがある本業ではない仕事があって、同じ三重県の津市まで行ってきました。
津は三重県の県庁所在地。発音は「つ」ではなく「つう(う にアクセント)」なのはちょっとした豆知識。ちなみに和牛で有名な松阪も、読み方は「まっつぁか」(ま にアクセント)。田舎くさいというか、田舎なんだから仕方ない。
今回仕事上の用事で訪れた「三重県総合文化センター」。民間企業・公的機関などを問わず、色々な施設を利用できる。無料で使える設備も多い。
本業ではないくだらない仕事のためにはるばる、そう、同じ三重県ではあるが我が家から津までは片道50キロ以上、高速道路を使っても1時間はかかるし、一般道だと2時間近くかかる。まさにはるばる津まで行かされたのである。交通費もほぼ自腹、代休もなし。まったくもってやってられないのである。
このくだらない仕事について触れた記事はこちら↓
今日の仕事はというと、1年後に行われるある行事のための会場を一人で予約しに行った。それだけ。そんなのオンラインでよくない?と思うところだが、よくないのである。何故か?それは、その会場というのが県の公共施設だから。つまりお役所仕事だからなのだ。しかも私のこの役割は一年交代の持ち回りであるから、私が予約した来年には私はこの件に関わってはいないのである。何とも虚しい話。
こんな立派な施設なのにほとんど人がいない。もったいない…
はるか遠い津に朝9時に集まらされ、受付票を提出。受付締切時間まで待機。時間が来て締め切られると、希望日・施設の重複がないか確認され、重複した場合はその後集まらされて抽選となる。重複しなかった場合は申込書を提出して終了となる。今回申し込んだ施設は幸い重複がなかったので無事に役目を果たすことができた。できたのだが、たったこれだけのために集まらされ、ガソリンや高速代を使わされ、往復の時間で半日潰れてしまったのには納得がいかない。オンラインで申し込み、先着順でよくないか?実際今日集まっていた3〜40人程度の申込者の中で、抽選になったのは4団体程度だった。虚しい…
何やら芸術っぽい感じにしたいらしい。それにしても人がいない…
このご大層なセンターにはこれだけの施設があるようです。これとは別に博物館みたいなのが隣接してあるみたい。立派な図書館だってあるのに人がいない…閉館日というわけでもないのに何故?(たぶん不便だから)
図には一部しか出ていないが、周辺は広大な駐車場群になっている。停まっている車は数えるほどだった。
無駄な公共施設の見本のような建造物である。こんなに場所が不便では、我々遠くに住む県民は利用することもないし、大したイベントもないから来る気にもならない。税金だけ取られて恩恵は何もなし。前にも書いたが、三重県は住みやすい良いところだけど、行政が阿呆すぎる気がしてならない。どこの県もこんなもの?
前に三重県のことを少し書いた記事はこちら↓
まあ無事に役目を果たせて、少しは人の役に立ったのだからまあいいかとは思う。しかし例えば、せっかくはるばる津までやってきたのだから帰りに少し寄り道していくか、と思ったとしても周囲には何もない。と言ったら怒る人もいるかもしれないが、都会的な場所は皆無、駅前にはショッピングができる場所も無、駅ビルは高さだけは三重県2位だというが、魅力的なテナントは無。若者が集まるような場所も無。何から何まで無・無・無なのである。駅からは離れているが「津観音」と呼ばれるお寺があり、これは東京浅草・名古屋の大須とともに「日本三大観音」に数えられる(!)ほどの名刹なのだが、その門前町である「大門」の商店街はかつては歓楽街として栄えたらしいものの、現在では寂れていることで有名、廃墟系のサイトで紹介される始末…
津と言えば日本唯一の1文字地名だったり、天むす発祥の地(諸説あります)だったり、なぜかうなぎ店が多かったりとそれなりに良いところもあると思うんですけどね。まあ、地方都市の商店街が寂れているのはどこも似たようなものだし、桑名駅前なんかはもっと酷いので、時代の流れで仕方ないのかもしれません。しかし仮にも県庁所在地…あーもうやめときましょう。
かくして、半日の出張を終えて昼頃にぐったり疲れて帰ってきたのでした。