しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

ゼンザブロニカETRS clubman

今日も仕事が忙しく、なかなかブログに書くようなことはありません。今回は以前書いていたブログで話題にしたカメラをご紹介したいと思います。

2016年10月に書いた記事より写真だけ流用。

ゼンザブロニカETRSという、中判645フォーマットの一眼レフカメラ。1980年ごろの製品である。

フィルムが高騰したため、フィルムカメラを使う機会もめっきり減ってしまいました。たくさん持っていた35mm判のカメラは、気に入っているもの以外は処分してしまったし、残したものも多分もう使わないかもなぁ。

そんな中、中判フィルムカメラはまだ使うつもりで、フィルムも何本か保管してある。今こそ中判を使うべき、という私なりの考えがあるのですが、長くなりそうなのでまた別の機会に書きます。

このカメラは私が持っている中判カメラ(二眼レフや蛇腹カメラも含めて)の中では一番まとも、というか写りが良い。

当時掲載した写真を載せておきます。

ZENZA BRONICA ETRS clubman

使用レンズ ZENZANON  Ell 75/2.8

 

撮影場所は三重県桑名市の六華苑という史跡で、山林王と呼ばれた大富豪・諸戸清六の邸宅跡である。大河ドラマ「いだてん」など、いくつもの映画やドラマのロケ地としても有名である。

使用フィルムはフジクロームベルビア100F。120サイズのリバーサルフィルムだ。このカメラは645で、一本で15枚撮影できる。当時は5本入りで2000円台で買えたが、今はその5倍はする、今となっては貴重なフィルムなのだ。

カメラのスペックとかを書き始めるとまたマニアックになって、誰も読んでくれなかった以前のブログの二の舞になるので詳しくは書きませんが、当時オークションサイトで安く買えたこの個体はclubmanという銘板がついた限定版で、調べると300台限定となかなかレアな品らしい。

このようなLEDビューアーとかライトボックスというものに載せてフィルムそのものを鑑賞するのが正しい鑑賞法である。

645は中判の中では小さいサイズなので、良いルーペで覗いて見るとなお良し。パソコンやタブレットの画面で見るのとは段違いの、宝石のように美しい世界なのですよ。

今回は新しい話題がなかったので、昔撮ったフィルムとカメラをご紹介しました。続きはまた書きますね。