しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

何のためのカウンセリングなのか

今日は同じ居室の人が出張で不在。私のほうは今のところやるべきことを順調にこなせていて、一人は気楽だなぁと思いながら誰にも邪魔されずにのびのびと仕事ができた。もうすぐ定時、というあたりで内線電話があり、そういえば今日は月一回の職場復帰支援みたいな外部の人と会うことになっていたのだ。すっかり忘れていた。

 



これまでにも何度か書いているように、私は一昨年から昨年にかけて仕事を休職していて、周りの人達のご協力のおかげもあって仕事に復帰してから約半年。相変わらず仕事は嫌いだけど、自分なりに心の整理もできて、人並みに仕事ができるようになりました。ありがたいことです。ただ、復帰するための条件として決められているのが、復職支援みたいな外部の人たちによるカウンセリングを受けることでした。

 

 

しかし、である。私が休職に至ったのには、世間一般によくありそうな上司とのトラブルとか、人間関係によるストレスとかが原因というわけではなかった。ただ急に仕事が虚しく思えるようになり、働くのが嫌になってしまったのである。これは自分の中の問題であって、他の誰が悪いとかいうものではなかったのね。これは周りからはなかなか理解されにくく、何が原因だったの?と聞かれても、特に何というんじゃないので説明できない。一度は辞めようとまで思ったんだけど、生活もあるので、周りの勧めもあって精神科を受診することになったのだった。そこで素晴らしい先生との出会いもあって、再び働く意欲が湧いてきたからこそ今があるのであり、一年間の休職は私にとって必要なことだったのだと、今はわかる。したがって自分の中では完全に納得がいっているので、いまさらカウンセリングなんかする必要は全くないのだが…



しかし復帰の条件になっている以上、時間の無駄だと思いながらもカウンセリングを受けなくてはならない。私とて子供じゃない、必要なことだからとおとなしくカウンセラーの人と月一回会って話すのだが…

 

私より少し年上、つまり還暦過ぎている男性のそのカウンセラーは、穏やかそうな爺さんではあるものの、当然ながら私の仕事のことは全く知らない外部の人。また精神科医というわけでもないから、私がお世話になり復職に導いてくれた先生とは違って専門的な知識もあまりないようだ。ますます時間の無駄だけど、決められたことだからまあ適当に世間話でもして…と、最初はそんな話だった。ところが。

どうやら向こうにもノルマのようなものがあるようで、私が極めて健全であり、現在特に問題なく仕事をしていることが気に入らない?ようなのだ。もう大丈夫なんです、と何度言っても、何かあるでしょ?こういう心理テストはどうです?溜まってるものがあるでしょ?という感じで、どうしても精神に問題がある人にしたいみたいなのだ。

これでは何のためのカウンセリングなんだかわかりゃしない。もう今では元気になったというのに、休み始めたきっかけは対人関係の…などと決めつけて、もう治療も終わっていますからといくら言っても聞かない。はっきり言ってあんたが一番のストレスだよと言ってやりたかった。どこから金をもらって雇われているのか知らないが…

 

 

そんなわけで、同室の人が出張で留守だったので気ままに機嫌良く一日過ごしていたというのに、非常に不愉快になって帰ってきたのであった。何というかもう😕

 

お粗末なお話でした。