しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

プリン体に恐れおののく日々

このたび痛風になって、食生活や飲酒について考えることが多い。食生活については先日来書いている通り、プリン体という物質が痛風の原因であるからして、それが多く含まれる食物をあまり食べないようにすればよいのだが(それはそれでなかなか難しいのですが)、問題は酒の方である。一般に痛風に悪いとされている酒の代表はビールで、ビールにはプリン体が他の酒より多く含まれるらしく、(含有量そのものはそこまで高くないにも関わらず)プリン体の代表格のように扱われているのは周知の通り。

 

食品や飲み物に含まれるプリン体の多さを表にまとめたものはいろいろなサイトで見られ、「公益財団法人 痛風・尿酸財団」によると大手のビールの中でも「E社」と「K社IS」(エビスとキリン一番搾り、でしょうね😅)の数値がダントツで高い。地ビールになるとさらに倍、という感じ。旨みのあるビールほどプリン体が多く含まれるということらしい。

 

 

確かにビールにはプリン体が比較的多く含まれるが、サプリメントとしてのビール酵母というものがあり、そちらになるともう恐ろしいほどの数値が示されている(重量あたりビールの数百倍)。さらにDNAとかRNAなどという「核酸」サプリは桁外れなプリン体総量らしいので注意が必要だ(ビールの数千倍!)。私は整腸剤としてビオフェルミンを日常的に服用しているのでこれらを読んでヒヤッとしたが、ビオフェルミンは乳酸菌が成分なので大丈夫みたい。ビール酵母から作られているのは「エビオス錠」というサプリメントであるが、薬局ではビオフェルミンと同じコーナーに置いてあったりするので本当に注意しなくてはいけない(私も買いそうになったことがある)。もちろん尿酸値に不安のない方には問題ないのですが。

 

 

まあしかし、私は痛風になる前からビールはなるべく控えて酎ハイばかり飲んでいたのだが(焼酎は基本的にプリン体ゼロ)、それでも痛風になってしまった。かかりつけ医によると、プリン体ゼロでもアルコール自体が尿酸値を高める作用があるということだから、酒をやめることができない私のような者は生涯、痛風の恐怖からは逃れられないのかもしれない。と思ったら絶望的になり、帰りに酒を買いそうになったんだけど、尿酸値ばかりでなく中性脂肪ガンマGTPの数値もやばいことになっていることもあり、断腸の思いで我慢して帰ってきたのであった。

今日はもう寝ます!