しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

痛風再び

朝起きたら、右足の甲に強い痛み。先月と同じ症状、すなわち痛風の発作である。

 

イデデデ、超痛い。歩けない… 前回病院でもらった痛み止めの頓服はその時にほとんど飲んでしまっていて、1個が残っているのみ。とりあえずそれを飲んだが、仕事に行かねばならない。どうする、困った!しかし痛い!と困るやら痛いやらで大変だったんだけど、たまたま今日はスケジュール的にそれほど忙しくないはず、と8時ごろになってから職場に電話。「実は痛風の発作で…」と伝えると電話口の同僚は何故か嬉しそうで(痛風と聞くと大概そうなる)周りの人達にも伝えたようで、すぐに上司、それから直接仕事を共にする同僚に電話が繋がり、まあ予想通りだったが、(半笑いみたいな声で)今日は無理をせず休め。あとはやっておくから、という頼もしいお言葉。ありがたく、今日は休むことにした。

 

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痛風発作の薬、コルヒチン

 

痛風という病気は、美食の人や酒飲みの人が罹りやすいことから「贅沢病」などとも呼ばれ、その激しい痛みとは裏腹に、あまり同情してもらえないという特徴がある。罹る人のほとんどが男性、それも働き盛りが多い、というのも関係あるのかもしれない。痛風の原因の一つはプリン体という物質だが、酒の中でもビールに多く含まれ、また魚卵、魚の干物、干し椎茸、鰹節など酒飲みが好むオツな食べ物にこそ多く含まれる。油ぎった小太り、ビール好きの中年男性が罹るイメージ(あくまでイメージ)。私は太ってはいないし美食家でもなく、最近はビールを飲まないようにしているのだが…

 

最後の一粒だった薬を飲んだおかげか少し痛みが和らいだので、いつもの医院へ。

長年お世話になっている近くのクリニック、数年まえから経営が医療法人に変わっていたのだが、今月からついに院外処方になるんだった。そうなってから行くのは初めて。これまでは窓口で薬を受け取り、会計もできたのであるが、これからは医院の外、同じ敷地にある調剤薬局まで薬だけ受け取りに行かなくてはならなくなった。まあ最近ではこれが普通になったよね、昔ながらの町医者がだんだんなくなっていくのは寂しい限りだがこれも時代の流れ。それはいいとして、隣にある薬局までの地面が未舗装で石がごろごろしていて、ただでさえ激痛なのに、石ころを踏んでグキッとなったら一巻の終わり。恐る恐る、ホントに情けない姿でヨタヨタと歩いていった。ほんの20メートルほどの距離が何倍にも感じられた。

 

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「はちみつ薬局」というありがちな名前のその調剤薬局は新しく綺麗で、医院の受付の方々とは別会社の若いスタッフさんたちが、オープン当初で張り切っている感じで好感が持てた。一方で、医院の受付の人たちはこれによって人減らしされたりしないのだろうかと心配。今日見た限りでは減らされていないようだったが…

 

ところが今日はコルヒチン薬が品切れだそうで、どうするかと思ったら、別の薬局にあるものを後で家まで届けてくれるという、驚くべき対応だった。今日薬が手に入らなかったり、後から取りに行くとかでは困るところだったので非常に助かった。すごいぞ、はちみつ薬局!

 

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たまたまこれを書いているときに妻が、このマヌカハニーの蓋が開かない、開けてほしいと持ってきた。はちみつ繋がりってことで載せときますね。

 

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蓋が開かないのに腹を立てた妻は、もうこれは買わない!そうです。

 

足は痛いが蓋を開けるのは大得意の私、少しだけ手強かったがエイヤッと一気に開け、妻の喝采を浴びたのだった。

 

薬のおかげで今は痛みも落ち着いています。明日仕事に行くときが不安ではありますが、また痛くならないうちに寝ようと思います。