しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

HSPという言葉を知り、激しく納得。

このブログではあまり自分の性格とかには触れず、元気そうに見えるように振る舞って(書いて)いるのですが、実生活での私はとても内向的で人嫌いな、難しいやつなんです。今までにも書いたように一昨年から昨年にかけて仕事を一年間休んでいたのも、自分が何十年やっても仕事に慣れないためであり、周りに合わせるのが苦しかったからなのね。病院では適応障害と診断されました。幸い休職し通院したことで元気になり、なんとか仕事に戻ることができましたが、やはり生きづらさはずっとあります。

 

そんな折、たまたまAmazonで見かけた本があって、内容を見てみるとまるで私のことであるかのように思い当たる点がたくさんあったのです。その本がこれ。

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何やら女性向けのハウツー本のような装丁なのですが、原題はThe Highly Sensitive Person(非常にセンシティブな人)というもので、著者はエレイン・N・アーロン博士。頭文字を取ったHSPという言葉は今では広く知られるようになっています。まだ読み始めたばかりですが、HSPというワードで調べると多くのサイトがヒットします。調べれば調べるほど、私に当てはまることばかり。人類の20パーセントが該当するというHSP、どうやら私はそれに当たるようなのです。

 

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私に関して自分で思うのは

・同時にいくつものことができない。させられると頭痛、倦怠感などの拒否反応が出る。

・人の顔色を気にしていて、怒られることが極端に嫌い。声が大きい人も苦手。

・嗅覚がとても敏感で、においの良い悪いに関わらず、においがする環境が耐えられない。デパートの一階などもってのほか(化粧品と靴のにおいがきついので)。また公共の場で化粧品や食べ物のにおいをさせている人が許せない。自分がつける整髪料なども無香料でないとダメ。床屋でも何もつけないで、と頼む。(職場でカップ麺を食べるなんて言語道断)

・忘れ物を異常なほどに恐れている。もし何かを忘れてくると一日中自分を責めてしまう。

・大きな音に驚きやすい。また驚いたあといつまでも動悸が収まらない。

・嫌いなテレビCMがあり、見たり聞いたりしてしまうといつまでも気分が悪い。周りの人が何とも思っていないものが大嫌いで、共感が得られず悩む。(例:ENEOSのキャラクター、「エネゴリ」に虫唾が走るなど)

・自分が好きなことでも、人に話してもどうせちゃんとはわかってもらえないだろうと最初から諦めているので、人と深い話ができない。したがって親しい友達ができない。(このブログが唯一それを吐き出す場所でもある)

 

などなど枚挙にいとまがないのですが、まだちゃんと読んでいないのでこの本の内容についてはわかりません。ただ、仮に私がそうだとしてもHSPというのは病気ではなくその人が生まれ持った性質らしいので、治るということはないそうです。むしろそのことを熟知することで自分の弱点とうまく付き合っていくことができるようになるかもしれない。

 

誰でも、自分のこういうところは何故だろう?と一人で悩むこともあると思うのですが、自分と同じような悩みを持つ人が一定の割合でいて、それにHSPのような名前がつくと安心感というか、対処法が見つけやすくなる気がしますよね。病院で診断がつくのと同じように。そういう意味で、今回たまたまですがHSPという言葉を知ることができて良かったと思います。情報がたくさんあるようなので、この本を含めてこれから調べていきたいと思います。