しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

大相撲に関する細かい疑問

今朝早く、虹が出ていました。(本文とは関係ありません)

 

大相撲九州場所の真っ最中ですね。私も相撲をテレビで見るのは好きなのですが、最近はなかなか見る暇がなくて、帰ってから結びの一番までいくつかの取り組みを見る程度。

 

妻も同じぐらいの相撲知識なので、お互いにあれはどうなの?こういう時はどうなるの?と疑問を出し合うのですが、何しろ二人とも詳しくないので、結局はグーグル先生に聞いて、はぁ〜そうやったんか・・・と、毎回少しずつ知ったりまた忘れたりと、我々夫妻の相撲談義は尽きません。

例えば、先の名古屋場所では珍しい「まわし待った」があり、相撲ファンであると同時に相撲の豆知識ファンでもある我々夫婦にとっては大変楽しめました。お相撲さんのまわしが外れそうになると、行事が「待った」をかけ、まわしを直させる。直したところで、待ったをかけた体勢をもう一度正確に再現して、そこから取り組みが再開となるのであった。

 

妻が作ってくれた青菜炒め。

 

万一まわしが外れちゃった場合はその力士の負け、決まり手ではないため外れちゃった力士は「不浄負け」という反則負けになるのだそうだ。滅多にないことだが、調べたところによると割と最近、2000年の5月場所において83年ぶりに発生したとWikipediaにはある。日刊スポーツの一面に、「珍事、モロ出し」の見出しが躍ったというが、これを書いたライターは物凄い才能の人だな。

幸い、早い時間帯の取り組みだったことと、テレビカメラの位置が力士のお尻側だったことから、大相撲史上最悪の放送事故だけは避けられたらしい。

 

大好物の玉子焼きの大根おろし掛け。

 

それほどまでの大珍事は滅多にないけど、相撲を見るたびに色々な細かい疑問が湧く時があります。上記のような事例はWikipediaに書いてあるので調べればわかるのだが、細かいことは調べても分からないことが多い。

 

昨日買ったビールですが、糖質・プリン体ともにOFFというもの。

 

この間疑問に思ったことの一つ。

取り組みの勝敗が決まった後、場内放送で「只今の決まり手は押し出し。押し出して〇〇の勝ち。」というのがありますね。よく聞いていると、例えば押し出しなら「押し出して、」となる。「押し出しで」ではないんですね。

決まり手の名前+語尾の変化で、吊り出し、うっちゃり、のように名詞化した決まり手名を言わば動詞に戻してから活用させた結果、「吊り出して」「うっちゃって」となるわけです。

ところが全ての決まり手でそうなるかというとそうでもなく、「叩き込みて」「かわず掛けて」とは言わないわけです。多分。

 

知らんがな。

 

大相撲の決まり手は古くから四十八手、と言われていたけど、今は八十二あるそう。中には滅多に出ない決まり手もあって、最近では令和2年11月場所で当時まだ十両だった宇良と旭秀鵬の一番で27年ぶりに出現したのは「居反り」。その技の珍しさはともかく、その場合も「居反りて宇良の勝ち」とは言っていなかったと思う。ちなみに宇良はアマチュア時代から「居反りの宇良」と呼ばれていたほどこの技を決めようとしていたらしい。

その宇良が、昨年の九州場所では玉鷲の「合掌ひねり」に敗れています。この決まり手は幕内では57年ぶりだそうな。

 

フーン。

 

話を戻しますが、決まり手の場内アナウンスで「(決まり手)で」となる場合と「(決まり手)て」と語尾が活用変化する場合の違い、その定義はどこにあるのか。これは調べても見つからなかったのです。誰か知っている人がいたら是非教えてください。

ちなみに日本相撲協会のホームページには「大相撲クイズ」というのがあって、現在のところ第681問まである。答えは意外なものが多くて大変面白いです。

第253問「ただいまの決まり手は寄り切り。寄り切りで照ノ富士の勝ち。」
館内に響くお馴染みの場内放送。
さて誰がアナウンスしているでしょうか?

 
1 行司 

2 呼出 
3 NHKアナウンサー

 

さてどれが正解だと思いますか?

 

 

正解は・・・

 

1 行司   でした!

 

他にも大相撲には謎がいっぱい。また疑問に思うことがあったら書きますね。