しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

ニナ・ジリー 50Mila(5万粒の涙)

実は数年前からイタリア語を、独学で学んでいます。

先日NHKラジオ講座「まいにちイタリア語」を聴いていたときに番組内で軽く紹介されていた「あしたのパスタはアルデンテ」というイタリア映画を、プライムビデオで見つけたので見てみました。少し前の映画のようですが...

 

原題はMine Vaganti 、Googleの翻訳では「緩んだ大砲」と出るのですが(笑)、配給元のブログによると「浮遊地雷」という意味らしい。どちらもわからない😅

 

パスタ会社を引き継ぐことになってしまった主人公の青年は実はゲイで、世間体を気にする家族に本当のことを切り出せないまま...というお話なのですが。

 

一応コメディという位置付けですが、笑いというよりはヒューマンドラマというか、ゲイの息子とその家族、友人たちとの人間模様といった趣。友人役でヒロインのニコール・グリマウドという女優さんもいい。イタリア映画ということで、アメリカ映画などとはちょっと違う軽妙な雰囲気があって、気負わずに見ることができる感じでした。

 

映画そのものも良かったのですが、私が感銘を受けたのは劇中で流れた曲。ニナ・ジリーというイタリア人の歌手が歌うその曲は「50Mila」読み方はチンクァンタ・ミラ(数字の「五万」の意味)という曲らしく、YouTubeですぐに見つかりました。この歌手のデビュー曲であるようです。

 


www.youtube.com

 

歌い出しの🎵チンクァンターミーラー 、ラークリメー…(五万粒の涙の意)というところが印象的、ちょっと日本の昭和歌謡みたいで、ラテン風味もあり一度聴いたら忘れられない感じ。イタリア語って英語と違って、私たち日本語話者にも聴き取りやすいんですよね。日本ではあまり有名ではない歌手だと思いますが、他の曲も、また他のイタリア語の歌も聴いてみたいと思いました。

 

最初タイトル「あしたのパスタはアルデンテ」だけ見たらなんだか冗談みたいなイタリアっぽさ…と思いましたが、観終わってみると、家族の何気ない日常、そしてこれからも色々あるだろうけど、平凡ながら小さな幸せを…といった雰囲気をよく表しているように思いました。

 

原題は上に書いた通り「緩んだ大砲」笑 ですが、日本の配給元のブログによるとドイツ語版のタイトルがManner al dente(アルデンテな男たち)なのだそう。なんかじわっと来る…日本版もこれにして欲しかった!

 

私としては慣れない映画や音楽の話、下手なので感動を伝えるのが難しい😓ですが、せっかくAmazonプライムに入ってるのでこれからもっと観てみることにします。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました🙏