しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

鼻炎と今夜のお酒

花粉症の季節になり、周りでもくしゃみを連発する人が何人もいる。会う人によく「SHIMOさん(私、仮名)は花粉症ないの?」なんて聞かれるんだが、あるもないも大有りで、私の鼻炎は筋金入り、医者も見放したというぐらいのものなのだ。遡ること50数年、小学校に入るか入らないかの頃に、あまりに鼻水が酷いので駅前のナカネさんという耳鼻咽喉科に連れていかれ、「アレルギー性鼻炎」という診断を下されていたのだ。まだ花粉症という言葉のない(たぶん)時代の話だ。

 

今でもはっきり覚えているが、しばらく通ったその医院は昔ながらの診療所で、行くとまずバキュームみたいなので鼻の穴の中をズゴーッという感じで掃除され、その後に薬剤をプシューッと鼻の中に噴霧される。その薬剤はなんとも酷い臭いがして、今でも臭いが忘れられないほど。しばらくの間通院したが、あまり症状に改善が見られず、うちの引越しもあってから通わなくなった。

高学年になっても鼻炎は治らず、鼻が痒いので小鼻のところを外側からムニムニっと擦るのが癖になっていて悪童たちから真似されたり、クラスで一番の美人(性格はキツかったが)の前で鼻水がタラーッと机の上に垂れてしまい、そのとき西村さん(その子の名前)がでかい声で「あー!SHIMOが鼻水垂らしたぁっ🤣」ってなったのが今でも心の傷になっている。またそのことから女性に対する不信感が募っていったのだった。

小学校の耳鼻科検診でも、お医者が鼻を覗いたかと思うと、0.5秒で「はい鼻炎。」となるぐらい鼻炎の鑑のような児童だったと思う。

 

社会人になってから花粉症というものが国民病(世界もかな?)になり、ようやく時代が俺に追いついたか、とほくそ笑んだものだ。同僚から「あんたは花粉症なくていいな」などと言われてヘッ、と思ったこともしょっちゅうだ。こちとら年中薬で抑えてるんだっつうの。ひよっ子が。なんて性格悪い👿…

 

鼻粘膜をレーザーで焼く、という治療法があるらしいのだが、私の場合は鼻中隔という部分が歪曲しているらしく、普通のレーザー手術はできないんだと。手術するとなると切開手術になるので大きな病院で全身麻酔と1週間の入院が必要なのだそうだ。それはちょっと怖いのでやっていないが、複数の耳鼻科で全く同じことを言われたんだけど、これって耳鼻科医の対応マニュアルか何かがあるのだろうかと勘繰ってしまう。

 

 

前置きが長くなりましたが、このところ私は腹痛・下痢が続いているのだが、これも花粉症というか、アレルギーのせいなのだ。信じなくてもいいが、花粉症はお腹にも来る。腸も粘膜だからね。お腹が始終シクシクと痛み、仕事の合間にトイレばかり行っている。それで、焼酎の炭酸割りなどは下痢が悪化する元なので、今日は日本酒にしました。と、こういうわけです。

 

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三重県四日市市の地酒「神楽」特別純米酒

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いつも行くAcoopは地元の農産物や三重の酒コーナーがあるので嬉しい。

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燗にするほど寒くないので常温で。フルーティ過ぎず(分かりますよね)割と辛口です。

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つまみは家にあった「ごぼうあられ」これも三重県の野田製菓というメーカーです。ごぼうの味めっちゃする。

 

今では経験からあまり酷くならない術を身につけているので普段は症状も軽く、ニワカの人たちも許せるようになり、職場ででかいくしゃみを連発する人がいると「Bless you」と心でつぶやくなど、温かい目で見ることができるようになりました。花粉症は治ることがないので、皆様も上手く付き合っていってくださいネ😽