しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

春の心はのどけからまし

4月7日の今日、各地で桜が満開を迎え、多くの方のブログ等で美しい桜の写真が多数見られます。当地方も例外ではなく、うちの近所の通称「桜堤防」も薄いピンクに染まってとてもきれい。




桜は春の風物詩として昔から皆に愛されてきた花。桜が咲いたとなると、見に行かなくてはならないような、見に行かないと損したような気持ちになり、ソワソワと落ち着きません。私も昨日のうちに撮影をしたので今日はもういいか、と行かなかったんだけど、夜になった今でも何だかモヤモヤした気持ちが残っています。そのように桜が人の心を惑わせるのは昔からなのでしょう、有名な和歌がありますね。

 

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(在原業平朝臣

 

(この世に桜がなかったら、穏やかに春を過ごせるだろうに…)

 

今の私の気分はまさにこんな感じ。明日からの仕事のこともあって憂鬱なのに、散ってしまう前に桜を写真に残しておかなくては、という強迫観念のようなものがあり、かと言って撮影に行ったところでうまく撮れる自信もないし、他の人の方が上手だし、いっそ桜なんかなければ…という気持ち、すごくわかります。(業平朝臣とはだいぶ違うのでしょうが)

 

このような並木がずっと向こうの方まで続きます。遠くから見る方が綺麗なんだな。

OM-D E-M1 MarkII ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5

 

実はこれらの写真は昨日の夕方に撮ったもの。今日は暖かかったのでさらに満開に近づいたと思うのですが、部屋の片付けや粗大ゴミを出しに行ったりで撮りに行けませんでした。

 

猫ちゃんの爪とぎと化した座椅子。さすがに中身のスポンジが出てくるようになったのでやむなく処分することとなり、車に載せて運び出すところ。

 

桜堤防ではありませんが近所の桜。曇天で冴えない色を補うべく、アートフィルターをポップアートⅠというモードにしてみました。

 

実はカメラのことでも悩んでいて、いろいろなことで頭がパンクしそうな春です😫

 

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