しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

昭和の終わり頃の思い出(初出勤疲れました、より改題)

有給も合わせて、結構な休暇を取ったので久しぶりの出勤は身体がついていかず大変疲れました。

伊勢新聞というローカル紙によると、昨日書いた雪はやはり三重県では初雪だったそうです。平年より15日、昨年より21日遅いのだそう。

通勤の車から。今回写真はこれだけです、ご容赦を。

 

これを書いている今、歌手の八代亜紀さんが亡くなったというニュースが。73歳とまだまだ若かったのに。ご冥福をお祈りします。

 

ニュースといえば昨日のニュースで、故・田中角栄元首相のお屋敷から出火、大きな火事になったそうですね。田中氏は良くも悪くも日本の高度成長に貢献した政治家だったわけですが、ロッキード事件で逮捕されてからは表舞台から姿を消し、晩年は病気でお屋敷に籠っていて、広大で要塞のような目白の田中邸の周りには脚立に乗った報道陣と警備の警察官が取り巻いて異様な雰囲気でした。というのは、その頃私は大学生で東京にいて、目白のピザ店でピザ配達のバイトをしていたので、毎日田中邸の近くをピザを積んだバイクで走り回っていたのでした。大学三年生の一年ほどの間でしたがその間に、目白にある椿山荘の周りを全国から集結した右翼の街宣車が取り囲んだ騒動(日教組の大会が行われたらしい)とか、ある有名な右翼団体の本部の隣にある家への配達とか、そこだけ外国人だけが住む高級住宅地(今思えばあれが徳川ビレッジか?)など、なかなかスリルのあるアルバイトでした。

その頃はまだケータリングのピザは珍しく、配達エリアがものすごく広い上に競合他店も少なく、異常に注文が多かったのに加えて、30分以内に届けられなかったら値引きするという制度があって、我々バイトは必死でした。無茶な運転をするので事故も多く、今ではもうやっていないと思う。たぶん。

そしてもうすぐ卒業、という1月に昭和の時代が終わりました。当時は練馬区江古田駅近くに住んでいたのですが、駅前のパチンコ店などのネオンが消えて町中が真っ暗になったのを覚えています。いわゆる「自粛ムード」で、新聞のチラシの「笑」「喜」という字がことごとく黒塗りになっていたり、過剰なほどの自粛が恐ろしかった思い出。

まあ今では昔話ですね。私も歳をとるはずです。

 

今回は話が思わぬ方向へ行ってしまいました。写真が少なくてすみません🙇🏻