概ね50歳以下の人は、中学や高校の時、学校に外国人の先生がいませんでしたか?私が高校の時はまだそういう制度はなかったので、英語圏の人とはほとんど接したことがありませんでした。3〜40年ぐらい前に始まった制度であるようです。
そういう先生はALT(アシスタント・ランゲージ・ティーチャー)と呼ばれ、英語圏からやって来て、数年間だけ授業を手伝うことになっているようです。
娘たちの中学・高校にもそういう先生がいたことは聞いているし、自分の頃と違って本物の英語を話す人から教えてもらえるなんていいなあ、なんて思っていたら、どうやらそこには色々と裏の事情があるようなのです。
最近友人から聞いた話なのですが、そもそもこの制度の始まりには意外にも、中曽根という元首相と、当時のアメリカ大統領ロナルド・レーガンが絡んでいるんだって。「ロン・ヤス」ってやつですな。
(あくまでその友人から聞いた話)当時、日本とアメリカの間には貿易摩擦という問題があった。そう言われれば当時、特に自動車産業で日本車はアメリカで売れているのにアメリカ車は日本人が買わない。アメリカはあの手この手でアメ車を日本人に買わせようとしたんだけどどれも失敗に終わったんだった。トヨタの「キャバリエ」なんて覚えてる人います?アメ車といえばこの人、所ジョージさんがCMに起用されたけど、それでも売れなかったという記憶。トヨタの販売力をもってしても全く売れなかったことにより、当時のアメ車全体のイメージダウンにさえなっていたように思う。またクライスラー・ネオンという破格の(100万円台)アメリカ車も出たが、あまりの安っぽさにほとんどの日本人は呆れて手を出さなかったものだった。アメリカさんも右ハンドル化など、日本で売ろうと頑張ったんだろうけど、そもそも日本車の出来損ないみたいなアメ車に誰が乗りたいと思うだろうか、っていう。
ちなみに私はその後シボレー・アストロの並行輸入車に8年ほど乗りましたからアメ車は好きなんですよ。
シボレー・アストロ。私が乗ってたのは商用バンだったので仕様がちょっと違いますが…
ま、それはともかく、アメリカさんは車がダメなら労働力を買え、と迫ったらしい。それでズル賢い人たちが考えたのがこの、臨時の英語講師を大量に日本に送り込むという作戦だったのだと。(あくまで友人の…以下略)
ただし、教員免許を持っているアメリカ人は寄こさない。その人たちはアメリカでちゃんと仕事があるから。また、日本語が話せる人もやらない。理由は同じ、アメリカで日本語を教える仕事がいくらもある。
かくして、アメリカでまともな職にも就けず、日本語もほとんど話せない、ただの困った若い人たち(全てがそういう人ばかりという訳ではないでしょうけど)を日本に大量に呼び寄せ、その人たちは教員免許がないから単独で授業をさせることはできないため、苦肉の策として始まったのがTT(チーム・ティーチング)というごまかしであり、OC(オーラル・コミュニケーション?)という科目だったのだそうだ。また、もともと教育のために始まった策ではないため、教育的な成果もさほど上がっていないというからなお残念…
注:調べたところ、この制度は1987年度に始まったもので、アメリカ以外の英語圏からも採用しており、アメリカ人は約半数とのこと。
アメリカ人のイメージ
私は英語講師をしている日本人の友人からその話を聞いて、空恐ろしい気持ちになった。アメリカ大統領が日本に強引に何かを押し付ける。それは今回の大統領選、トランプ氏就任のニュースとも重なるじゃないですか。実際トランプ氏は外国車(今回は中国メーカーのEVか)に高い関税をかける、必要なら1000%でもかける(!)と豪語しています。日本に対してもきっと何らかの無理難題を押し付けてくるに決まっている。ああ嫌だなあ、どうせ我々のような無力な庶民にその皺寄せは来るんだろうなあ…
たまたま高校で長年教鞭をとっている友人から聞いて、政治のことなど恥ずかしいほど何も知らない私も、暗澹たる気持ちになったのでした。
政治経済にまったく詳しくないのに無理して書いてる感じになりましたね、スミマセン🙇🏻
今夜はこれぐらいで…