食べ物の話が続いて恐縮ですが、妻に今宵の夕餉は何でござろうか、と問うと、朝炊いたご飯が残ってるのでカレー、もしくはビビンバもできるよ、と。
ご飯ものですね。ちょうど昨日スーパーでキムチを買ったので、夕食はビビンバを所望しました。カレーはまたの日に。
妻の親戚から送られたというビビンバの具をご飯に乗せるだけ。ごま油風味の韓国海苔をたっぷりと加えたところです。
ビビンバは韓国語で混ぜご飯、といった意味なので、具を乗せたらグルグルとかき混ぜて食します。(混ぜた写真は撮り忘れ)
便宜上「ビビンバ」と書きましたが、読み方は他にもありますね。「ビビンパ」とか「ピビンパ」、詳しい知人によると正確には「ピビンパプ」と、最後に小さく「プ」が入るのだとか。ビビンバ、ビビンパ、ピビンパプ。一体どれが正しいの?と思った私は調べてみました。
まあ多分その知人が言うのが正しい表記なんだろうな、と思っていたのだが、意外な事実が判明した。
妻の別の親戚からもらった手羽先。煮込んであるので唐揚げとはまた違う美味しさでした。
Wikipediaによると、そのローマ字表記が
2000年式:bibimbap
MR式:pibimpap
と書いてある。
その2000年式、MR式というのは韓国語をローマ字表記する上での規則で、
MR式については、
マッキューン=ライシャワー式の表記法は、1937年に、当時は日本統治下だった朝鮮在住のジョージ・M・マッキューンと、旅行で朝鮮を訪れたエドウィン・O・ライシャワーの2人のアメリカ人を中心に考案された。
一方2000年式とは
2000年7月1日に「国語のローマ字表記法(국어의 로마자 표기법)」として大韓民国文化観光部(現・文化体育観光部)長官が告示した。
(Wikipediaより抜粋)
という背景があるらしい。
ん?ちょっと待てよ?
2000年式:bibimbap(ビビンバ)
MR式(1937年):pibimpap(ピビンパ)
(いずれも最後に小さいプが入る)
ということは…
「ビビンバではなく本当はピビンパ」という説はもう古く、2000年以降は「ビビンバ」(最後に小さくプ)が韓国政府が制定した公式の読み方になっていたのであったということになる。
またまた登場、久原醤油のキャベツうまたれ。千切りキャベツにも相性抜群。
これをお読みの皆さん、会食などの場でビビンバが出た時に、訳知り顔で「ビビンバじゃなくて本場ではピビンパと読むのだよ」なんて言う人がいたら、今の話を教えてあげてください。2000年以降、今は「ビビンバ」が公式なんですよ、と。
以上、言語オタクでもある私の戯言でした。(専門家じゃないので誤りがあるかも知れません。その場合はぜひご教示をお願いします。)
ともあれ、今宵のビビンバは大変美味しかったです。ご馳走様でした😋
後注:後で読み返してみたら、発音が変わったかのような書き方になっていますが、変わったのはあくまでローマ字表記(と、カタカナ表記)であって、韓国語での読みが変わったわけではありませんよね。誤解を招く書き方をしてしまいました。スミマセン🙇🏻