しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

2台のPEN Lite E-PL6と7

今更ながらオリンパスE-PL7を購入した話を昨日書きましたが、これまで使ってきた先代のPL6と比較しながら気づいた点などを書きたいと思います。

 

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機種名の表記と字体が変わりました。

 

いずれも10年以上前のカメラですが、中古でカメラを購入する際など何かの参考になれば幸いです。こんな古いの誰も買わないか、とも思ったけど、最近カメラが軒並み高くなってますからね…なお正確なスペックなどの情報はオリンパスやOMデジタルソリューション等のページでご確認下さい。

 

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まず画像関係については、センサーはPL6と同じ1600万画素ながらローパスフィルターレス(PENシリーズ初)となり、画像処理エンジンがひとつ新しいTruePic VIIになったそうです。が、体感的にはまだ違いを感じるまでには至っていません。その他手ぶれ補正や連写性能、AF性能が少し向上するなど、地味ながら結構良くなっているようですが劇的というほどではなかったのかな。あ、背面のモニターが精細になったのは劇的かもしれないな。また画面の大きさも、同じ3.0インチでも縦横のアスペクト比が16:9から3:2になったので、事実上大きく見やすくなっている。

 

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右がPL7、画面の高さ方向の長さに注目。

 

性能面以外での大きな変更点としては、外観が革張りっぽくなった。よりオリジナルのPENのようにクラシカルなイメージになったということで一般的には歓迎されたようです。個人的には貼り革が劣化したりしそうなので、地肌剥き出しの方が好みかも…まあ私は両方使いなのでそれぞれ違いがあるほうが良いけど。色は私はブラックにしましたが、シルバーはレトロなデザインが好きな人に好評だったようです。他に白も人気だったらしくタマ数が多いですが、現在中古で売っているホワイトは汚れが目立ったり、使用感強めなものが多い印象ですね。

 

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確かにクラシカルな雰囲気になった。

 

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PL6(左)はグリップを少し大きいもの(MCG-2)に交換してある。PL7のグリップは固定式なので交換不可。

 

使い勝手の上での劇的な違いは、なんといってもWi-Fi機能の搭載。このために買ったんだもの。これでブログに載せる写真もこのカメラで気軽に撮れるようになります。またWi-Fi機能により、スマホを使ってリモート撮影もできるようになりました。後述する液晶モニターによる自撮り機能よりこっちの方が使い所がありそう。

 

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発売当時のネットの記事によると、当時一番の話題は下向きに開く液晶モニターだったようです。自撮り(セルフィー)は今ならスマホで簡単にできるけど、11年前というとiPhone6の頃。今調べてみたら、iPhone6のインカメラはたったの120万画素だったそうだから、高画質で自撮りができるカメラにも需要があったのかもしれない。セルフィーを撮ることを考えると、液晶にタッチでシャッターが切れるのがとても便利であることがわかる。液晶が下向きに開くことから自撮りに三脚が使えないが、そこはWi-Fiスマホをリモコンとして使えば良いということらしい。

 

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当時は自撮り機能ばかりがクローズアップされたようですが、モニター角度の自由度が増し、またドット数も増えて高精細になった。私は外付けファインダーがあるとはいえ背面のモニターを使うことがやはり多いから、これは大きなプラスポイントだ。

 

 

なんだかよくありがちな新製品の紹介みたいになってしまいましたが、何度も言うように11年も前の機種。今さら買う人は少ないだろうけど、最近はカメラがやけに高くなってしまったので、中古で安くカメラを買いたいという人も多いはず。PENシリーズもこのPL7ぐらいまで来ると、普段使うカメラとしての機能はもう十分。あとは程度のいいものが見つかれば買って損はないと思います。私はこういう古いのしか持っていないので、最近のカメラがどれほど進歩しているのかよく知らないのですが…

 

やっと週末ですね、明日天気が良かったら、外で試し撮りしたいと思っています。

 

ではまた!