しもた屋ANNEX

カメラと平凡な日常と

オリンパスL-2の思い出②

休みであるのを良いことに一日中寝ておりました。寝ぼけた頭で、時々ネットを垣間見たりしていたら、OM-D E-M1シリーズの、グリップ張替えサービス開始、という記事が目に入ってきました。昼寝の夢だったかも、と思って今調べたら本当でした。サービス開始時点での対象機種は、E-M1 Mark II、Mark IIIそれとE-M1Xの3機種だそうです。まさか無償交換?と思ったらそんなわけもなく、¥7,700かかるそうですが、自宅で受け渡しできるそうなので送料もかからないのだとか。¥7,700だったら修理代よりも安いということなのでしょうが、幸い私のmark llのグリップはまだ全然傷んでいないので今回のは見送りですが、中古品の中にはグリップ剥がれとかベタつき、などもよく見るので気になる人は申し込んでみるといいかもしれません。

以前にもメーカーは違いますが、PENTAXK-1も、後で安価にてK-1mark llと同等に改造してくれるサービスがありましたね。あの時も自分には必要ない機能だったため見送ったのでした。

さて今日は昨日息切れして中断したオリンパスL-2の続きでした。

遡ること30年余り、当時は若くて意外にアウトドア派だった私はシーカヤックとか釣り、ハイキングなどによく行っていまして、ある時同僚と一緒に北アルプス白馬岳に登る話が出た。それまではせいぜい1,000メートル級の低山ばかりで、写真に残そうともあまり思った事がなかったのですが、今回初めての3,000メートル級の高山。カメラらしいカメラも持っていなかったので、この際ボーナスを叩いて(というほどの予算ではなかったが)一眼レフとやらを買おう。と思ったの。

そこで上がったたくさんの候補はまるまる割愛して、最後に残った候補がこのL-2と、出たばかりのミノルタα303siだったのでした。

プラマウントだったり、色々不評だった記憶が。機能のことは何も分かりませんでした。インターネットがまだ無い時代です。

 

で、名古屋のアサヒドーカメラなどあちこちで現物を見せてもらったりした結果、ミノルタの方に決めてしまったのでした。理由は、L-2は当然レンズ交換ができないですから、拡張性とかも考えたりもしましたし、何しろお店で持ってみたらその時すごく重く感じたのね。今回の目的は高山に背負っていくことですから、少しでも軽い方がいいと、当時の私は思ったのでしょう。ちなみに無知というのは恐ろしいもので、ミノルタα303siのダブルズームセットをディスカウントショップにて安く買えそうというのも決め手になったんだけど、そのダブルズームというのは後で考えたらシグマのダブルズームだったという・・・そりゃ安いわけだ。

でもこのレンズよく写りました。久しぶりに出してみたけど、ベタつきもないし全然使えそう。

 

とにかく、当時世界最小とか最軽量なんて競争が行われていた時期、このL-2はしっかりした造りで重くて頑丈そうで、買うことはなかったのですがずっと心の中に「良さげなカメラ」というイメージがあり続けていて、30年経った今年、良品を見つけて手に入れたという訳なのでした。

ちょっとホコリだらけですんません。

 

電池を入れて、使用済みの要らないフィルムを通してみましたが、オートフォーカスもフィルム送りも極めて正常。音も素晴らしい。フィルムではもうあまり撮らないと書きましたが、家にはまだ開封していないフィルムがいくらか残っています。いつか、そう遠くないうちに撮影してみたいな、と思っています。